黒豹ゴリラ
	財界のゴットファーザー、滋賀コンツェルン総帥・滋賀雷鋒が青森県五所川原市郊外の土地二千平方メートルを買収していた。事業用にしては狭すぎ、立地条件も悪いリンゴ畑をなぜ選んだのか？　真相を探る黒木に襲い掛かる謎の刺客は.....!? 巨悪に挑む黒豹！　本シリーズの魅力全てが凝縮された作品！
	”黒豹”の素顔 　読者から編集部宛に電話あるいは手紙で傾繁に、黒豹シリーズ新作発表の時 期についての問い合わせがある。 　門田泰明は現在、独立国家共同体、欧州、アジア三極問における激しい動き を精察している。旧ソビエト関連機関がいかなる変貌を遂げるか？　ロシアが 選択する国家は？　そして変容する欧州、アジアとの関係分析なくして、黒豹 シリーズの新作は誕生し得ないのである。 　だが、あらゆる手段を駆使して入手する情報を冷徹に見極める著者の目には はなはだ憂慮すべき近未来が見えてきた。 　環境破壊による国土の荒廃や部族意識の台頭などによって、民族紛争が多発 し、人類は米ソ二極冷戦に代わる「新時代の戦争」に巻き込まれ、デモクラシ ーは変貌し、利害と搾取主義が醜悪に激突する……。 休暇中の黒木豹介に間もなく倉脇総理からの指令が下るはずだ。
ストライカー12P 回転式のレボリング・マガジンを備え、No.12 マグナム弾を12発装填できる。 非常に訓練された者は全弾を3秒ちょっとで放つ。 黒木豹介は2秒半で撃ち終えてしまう。