黒豹狙撃
	ソ連軍、北海道に上陸か！？　北海道最北端、極寒のサロベツ原野で、旭川駐屯地の陸上自衛隊員２００名が夜間訓練中に消息を絶った。現場視察後帰京した黒木を襲う３人の刺客、迎え撃つ黒豹は.......！？　謀略の数々で放つシリーズ第２作目、待望の全集収録。
	DC8は往年の大ベストセラー機であり、優秀な飛行機であった。 DC8の61型と63型はボーイング747　（ジャンボ）　が登場するまでは世界一 大きな航空機だったのである。黒豹専用機である62型は、全幅四十五・二 三メートル、全長四十七・九八メートル、CFM56という高バイパス・エ ンジンを搭載し、最高時速965ｋm、最大航続距離9640ｋmを誇る。 「黒豹スペースコンバット」下巻において、黒木豹介は国家安全委員会から黒 豹専用機DC8を任務専用機として貸与された。 秘書の高浜沙霧は、機動力の強化には喜んだが、これによって彼の今後の任 務が一層過酷になるのではないかと胸を痛めた……。
黒豹専用機　DC8　62型 最新鋭の電子装備を満載したこのハイテク機は 黒木と沙霧を世界のどの国へも運べる。 機体中央のブルーのラインの中に描かれた 「Japan Special Air Cargo」は無論隠れ蓑。 大胆にも搭乗口右上には咆哮する 黒豹のマークが描かれている。